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施工Q&A

ウレタンコーティング施工のQ&A

ユニックスが、お客様の方々からよくいただく質問について回答させていただきました。
その他にも疑問点があれば、お気軽にお問い合わせください。

その他、疑問点や不明点があれば
お気軽におたずねください。

 

Q1.ウレタンコーティングの種類について

ポリウレタンは、まず大分類として、摩擦係数度合いの分類ウレタンゴム硬度耐摩耗性度合い、コーティングテクニックによる表面仕上げ状態、及び添加剤による目的性能の選択があります。そして、その中に性能別による小分類があります。

ポリウレタンはゴム系塗料と位置づけられており、このコーティングとしての性能はゴム硬度が関係しています。一般的には、ウレタンコーティングのゴム硬度が低い場合は摩擦係数が上がり、高い場合は低くなります。(JIS K6301に準拠したJIS A TYPE〈0〜100度〉とJIS K7215 ASTM D2240及びISO R868に準拠したSHORE D TYPE〈0〜100度〉の2種類があります。その中でもウレタンゴムはJIS A TYPEが多いようです。)

防音防振緩衝目的のウレタンゴムコーティングの場合はゴム硬度の低い (50〜70度)性能品種が適しています。 又、床材や搬送機の摺動搬送面やふるい機等は硬度が中程度(75〜85度)で耐摩耗性の高い性能品種が適しています。更に硬度が高い90度以上のウレタン になると一般には磨耗係数が低くなり、若干の滑り性と耐磨耗性を合わせ持った性能品種となり、もっと滑り性能を要する場合はテフロンやシリコン系の添加剤の調整により改善することもできます。

ユニックスのウレタンコーティング、ユニレタン®シリーズには、屋外耐候性添加剤静電気対策用導電剤の添加剤、更に万一の工場火災時に延焼を少しでも防止する目的で添加する自己消化性添加剤抗菌添加剤等、種種の添加剤にて幅広いニーズに応える性能品種があります。

ユニレタン®シリーズ品種目に関してはこちらもご参照下さい

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Q2.テフロンのような摩擦係数の低いウレタンコーティングはありますか?

あります。ポリウレタン自体は基本的に高摩擦係数が特徴でその特性を活かしてフィーダに効率を向上させていますが、ゴム等の高摩擦係数の場合は双方の摩擦力でワークが走らないので、テフロンコーティングのような低摩擦係数のコーティングを行います。しかし、テフロンコーティングの膜厚が一般に薄い(10〜30μm)為に磨耗が早くなります。そこでユニックスではウレタンの耐摩耗性を活かした低摩擦係数のウレタンコーティング(テフタン®シリーズ)を開発いたしました。

これは添加剤の配合により本来のウレタンの特徴である摩擦係数を低くして、テフロンコーティ ング面のような滑り特性を持たせたウレタンコーティングで、テフタン®シリーズと総称しております。テフタン®コーティングは、一般的なウレタンの特性も併せ持つため、耐磨耗性など他の特性は他品種と同等の性能を有しており、幅広い用途に応用することができます。

例えばゴム製部品を滑らせる場合は、摩擦係数が低いほうがよく、またこのゴム部品に金属が付いている場合等は、この金属部で表面を削り取る作用が働 く為に、耐磨耗特性を必要とする場合に、このテフタン®によるコーティングが有効となります。(施工事例(4)もご参照ください)

※この品種は、ポリウレタン基礎原料に、フッ素樹脂とシリコン樹脂を適量に重合の上、変性ウレタン原料としてコーティング致します。尚シリコン樹脂系を嫌うワークや、コーティング表面の汚れ清掃等で注意する必要がありますので、事前に確認打ち合わせが必要です。

テフタンコーティングについてはこちらもご参照ください

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Q3.樹脂材料でもボウルが作れますか?

可能です。すでに過去実用化された施工事例があります。但し、大きさはφ200程度で、段つき及び皿ボウルで円筒ボウルは困難です。使用材質はMCナイロンやジュラコ ンです。耐摩耗性にすぐれていて、また、軽く、ワークの汚れも発生し難いのが特徴です。尚、剛性は劣りますので振動調整がむずかしい点とアタッチメント加工は全てネジ止め式となるため多少費用がUPするかもしれません。

小物部品のパーツフィーダボウル(施工事例(2)もご参照ください)として有効ですが、静電気の問題が発生する可能性がありますので、注意して設計する必要があります。その場合、導電性MC ナイロンを使用することにより解決法の一策になると考えます。又、このMCナイロン等樹脂材料の摩擦係数がかなり低い為、同様の摩擦係数の低いワークの チェックを必ず行ってください。

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Q4.ボウル加工で医薬品食品関連に使用可能なコーティングについて

公的検査機関に於いて食品衛生法規格基準(昭和34年厚生省告示第307号)に準拠した適合ウレタンコーティングは各原料メーカーにて製造されています。 この基準は人畜に有害な重金属類(鉛、カドミウム、重金属)の含有と過マンガン酸カリウムの消費量の測定により基準に適合するかどうかの判定を行って、証明書を出しています。

この基準と検査証明は、ウレタンコーティングのみでなく、ゴム、プラスチックやその他のメッキを含む表面処理品にも適用されます。

尚、この食品衛生法適合のコーティングであっても、材質が基準に適合していると言うことであり、その表面に附着する物質が消毒や滅菌するというものではありません。したがって、食品等に関係するケースやキャップを流す場合には、度々ウレタン面の洗浄〈中性洗剤やクレゾール水溶液が適当)を行ってください。

その場合アルコール原液での洗浄はしないで下さい。次のQ&Aの通り、一部では抗菌剤入りウレタンコーティングがありますが、この場合に於いても抗菌性の有効度合いもあるため、決して安全を保証されたものとは言えませんので、洗浄作業は必ず行ってください。

ユニレタンシリーズの特徴についてもご参照ください

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Q5.ウレタンコーティング内面のボウルの洗浄メンテナンスについて

食品薬品及びその容器等周辺部材がワークの場合、ユーザーの衛生管理が厳しく、毎日ボウルの洗浄工程があると聞いてます。多くはエチルアルコール等で洗浄または吹き上げが行われるようですが、ポリウレタンはエタノール、メタノール、シンナー系等の溶剤には耐性がございません。

中性洗剤やクレゾール水溶液及び市販の消毒用エタノール(75〜80%濃度)や水により50%アルコールにした液であれば洗浄に耐えます。どうしても 100%エタノールの洗浄が必要な場合はウレタンコーティングに代わってナイロンコーティングをお薦めします。

またウレタンコーティングの表面は非常に微小 な多孔表面になっていますから、この孔に汚れ色素等が入ると、ウレタンの色調が変わり洗浄がむずかしくなります。その上洗浄が不完全な場合、細菌のフィルム状増殖現象が発生する可能性も挙げられます。薬品や食品が直接接触する部分はウレタンコーティングではなく、ポリエチレンやナイロンコーティングをお薦めいたします。

ユニレタンシリーズの特徴についてもご参照ください

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Q6.熱処理後のワークでも、ウレタンコーティングは大丈夫ですか?

ポリウレタンの耐熱性から厳しいのではないかと思われます。ポリウレタンの耐熱温度は一般的に連続MAX80℃です(短時間であれば、100℃でも可)ワークが軽量で早く放熱するものであればトライすることも一案ですが、一般的に熱処理するワークは金属で重量があると考えられますので、ウレタンコーティングで対処することは困難です。

そのような場合、耐熱のシート材、例えばバイントゴムシート2t等を貼り付ける方法をお薦めします。尚ワークに油が付いて高温の場合は、表面が凸凹のあるベルト用シートで エポキシ系又はフッ素系耐熱用シート材があります。これ等のシート材の貼り付けはゴム系エポキシ系等の接着剤を使用しますが、接着剤の耐熱性や耐衝撃性、 耐油性等も確認の上選択下さい。温度、油、衝撃により短時間で剥離することがあります。

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Q7.ウレタンコーティングの現場での補修は可能ですか?

基本的に可能です。ポリウレタン塗料の2液混合常温硬化型原料を使用すれば、補修塗布部において加熱や、特別な装置による施工は必要ありません。但しこの補修とは部分的補修を意味し、全般装置や機材、部材のコーティングや塗り重ねの場合は、コーティングを必要としない部分のマスキングや、コーティング時の飛散粒防止の為のテント、シート養生準備が必要です。

特に油や薬品の附着している機器は、その洗浄及びブライマリー処理等大変な工程を行わなくてはなりませんので、その周辺機器や稼動に影響が生じる場合が あります。この様な場合は現場施工せず、必要部分のも取り外し、コーティング工場へ運んだ上で施工したほうが納期、費用の面でも又仕上がり品質面に於いても良いと考えられます。

尚、山野に設置した稼動ふるい機や水車、トンネル壁面等物理的に工場への搬入、施工が無理な場合や、塗料の周辺飛散等なんら問題無い場合はこの現場施工が 可能で、過去幾度と無く実施しています。但し、この場合、大型塗装機やエンジンコンプレッサー、発電機等の附帯機器の準備が必要なことや気象条件による納期遅れ、仕上がり調整等による費用が多く必要となります。

現場施工については、お気軽にお問い合わせください

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